耳より情報ーーーシャーシー・ルーム・他
投稿者:福田 投稿日:2017年 9月18日
(月)
ワタナベさんさんのWEBページのウインドウウオッシャーポンプ関連の記載内容を参考にして私もウインドウウオッシャーポンプのオーバーホールをしてみました。添付画像で判る様に、その時の構成部品の状態から判断しますと、ポンプに被せてある?ゴム製の部分は、ポンプユニットの固定用ブラケットで、全くポンプの防水構造になっていませんし、ポンプ自体も防水してないことが分かりました。当然配線ターミナル部分や分解したモターケースの内部部品は錆や腐食だらけでした。いずれは作動しなくなる状態ですからオーバーホ-ルして、組み付け完了時、アルミケースとの接合部分などに、取り合えず防水として透明塗料を塗布しておきました。タンクに液の補充の際は、こぼしてポンプユニットに液が掛からないように注意する必要があることが分かりました。
投稿者:Z432-7 投稿日:2016年10月23日(日
いつかPS30さんへのお返事です。
S30とS31純正ステアリングハンドルの違いを詳細(製造工程、材質、塗料、塗装の方法、構造などの違い等)には分かりませんが、私が持っている国内用ハンドルを年代別に画像でそれぞれ掲示いたしますので外観上の違いの参考にして頂ければ幸いです。
画像1~2 S44~45年(1969~1970)のPS30(ホーンのZマークが赤)、S30(ホーンのZマークは青)
画像3~6 S46~50年(1971~1975)のPS30(1971~1973)、S30(ホーンのZマークの違いは同上)
画像7~8 S51~52年(1976~1978)のS31(ホーンパッドにラッパマーク有)
です。
そのー1 画像1~2
です。
> 初めて投稿させて頂きます。
> S30とS31の当時物の純正ステアリングの違いを
> 何方か詳細に教えて頂けますでしょうか。
> よろしくお願いします。
画像1
S44~45年(1969~1970)のPS30(ホーンのZマークが赤)、S30(ホーンのZマークは青)
スポークが半抜きで穴無
S46~50年(1971~1975)のPS30(1971~1973)、S30(ホーンのZマークの違いは同上)
編集者の蛇足
上下時代のものと比べて中央ボス部のホーンへの12Vを供給するためのスライド電極の色が黒っぽいですね。これはたまたまなのかもしれないですが、製造上で変化したのかも。
S31
S31はホーンパッドにラッパのマーク付き(義務図けられたため)
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こんにちは、デュアルエキゾーストのマフラーブラケット、クランプですが、二つ穴と一つ穴があります、知らずにいままで一つ穴を両方に付けていましたが、それだと運転席側がメンバーにかなり近づいていました。タイコも水平では有りませんでした。今回、助手席側を二つ穴にする事で適正な位置に来ているように思います。他の432を3台みて、そのどれもが助手席側に二つ穴を付けていたので、それにならいました。 前から気になっていたのはメンバーの左右のアーチです、助手席側が大きく弧を描き、運転席側は控えめです。エンジンのトルクが上がるにつれエンジンは傾き、助手席側のパイプが上にズレるので、運転席側よりもメンバーとのスキマを多く取っているのだと思いますがいかがでしょうか。 また、シングルマフラーだとクランプは一つ穴になり、助手席側のパイプの位置はデュアルよりも近付くのですが、L型エンジンでシングルマフラーなら高回転多用のハードな走行はしないだろうから大丈夫という事でしょうか? 因みに、1971年11月以降のデフが35ミリ移動した車体からは、車体側のブラケットが全く異なるので、是非見てみたいです。詳しくどなたか教えてくださると有難いです。 432以外のモデルがデュアルエキゾーストを装着するとなると、1971年11月より前はメンバーにL時のブラケットを運転席側に装着するだけで簡単です(メンバーにはナットがあらかじめ溶接してあります) それ以降のモデルは運転席側のパイプの為にブラケットを自作しなければならないので、一台一台の工夫があると思います。432なら、運転席側の車体側にそれ用にブラケットが備え付けられていると思いますが、それが見てみたいです。ミラーイメージ、左右対象のカタチをしているのでしょうか。そしてこの場合、パイプのクランプは二つ穴、一つ穴、の二種類なのか、一つ穴を左右に使い、長方形の金具を付ける、付けないで適正な位置を出しているのか? とても興味があります。、 |
投稿者:福田 投稿日:2016年 8月31日
皆さんの中には、既にご存知の方もいらっっしゃるでしょうが、このところ純正部品の製廃が以前よりさらに増えています。今回私が日産にて購入した調節式クラッチオペレーテングシリンダー(No30620-28800¥9500)も製廃で在庫も少なくなっていました。クラッチレリーズレバー(No30531-78055¥2500?)は製廃、在庫0でした。S20用クラッチカバーも製廃、在庫0です。どういうわけかS20用クラッチデスク(NoC010M-A7292)は沢山ありました。このシリンダーの新品部品でも、長期在庫?部品を購入して取り付ける際には、シリンダー内部の錆の発生の有無に注意することが大切なこととおもいます。と言いますのは私が購入したパーツを良く点検したところ、シリンダー内部に少しですが錆が発生していました。この様な錆のある状態で使用しますとカップリングに傷が付き、早々に液漏れの原因になると思います。添付画像を参照していただけるとお分かりと思いますが、調節式シリンダーのプッシュロッド用の穴の開いたレリーズレバーにオートアジャスタークラッチオペレーテングシリンダーを取り付ける場合には、調節式シリンダーのプッシュロッドを使用すといいと思います。
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S30Zグローブボックスの蓋のリペアー作業レポート 福田
蓋の表面の汚れと傷およびFairlady Zオーナメントの文字の剝がれの修復を自己流ですがしてみましたので、どなたか参考になればと思い投稿しました。
1道具、超速乾性アクリル塗料黒色缶スプレイ1缶
ブラシ1個
洗剤
オーナメント脱着用ピン2本
タッチペイント白とシルバー各一本
27ゲージ注射針2本
先の尖った精密ヤスリ1本
プラスドライバー
2作業手順、
蓋の裏のパネルはプラスネジを回して取ります。
オーナメントのピンを固定しているクリップは、わずかな隙間ですが、その隙間に入るような脱着用ピンを差し込んで、クリップ孔をハの字状にわずかに広げた状態で少しずつ持ち上げて、ピンを折らないよう注意して外します。
ボックスの蓋の表の傷をヤスリの先端で少しずつ周囲と同じ模様の様に修復します。
洗剤とブラシで蓋の表側の汚れをよく落とします。
缶スプレイで蓋の表を塗装します。
エンブレムは、文字の表面を良くクリーニングしてから、それぞれの色を2mmくらいの所で適当に折り曲げた針先に塗料をつけて、乾かない内に文字全体に塗料を載せるように塗っていきます。はみ出た塗料は、半乾きの時に針先で少しずつ取り除きます。
蓋、オーナメントの塗料が十分に乾いたら元の様に組みつけて完了です。3完成した外観
私は、内装の修復では、はほとんどアクリルスプレイ缶塗装により修復していますし、丁寧に塗装すれば、仕上がりは元の状態と全く変わりないです。
ライト&ワイパースイッチのオーバーホール H28年7月14日 福田スイッチのオーバーホールに対する私的な考え方
ライト&ワイパースイッチ、ウオシャースイッチのオーバーホールをした時の作業記録です。どなたか参考になればと思い投稿しました。と言いますのは、このスイッチも長年使用してきたため、すでに経年変化や接触不良等の不具合が必ずある程度起きていることが考えられるため、大事に至らぬうちにオーバーホールしようと判断し作業しました。分解して点検したところやはりスイッチの接点が幾分か接触不良状態でした。旧車で起こりやすい電気的故障ですが、スイッチ部品は10年以上使用していると、スイッチの接点で、酸化被膜、硫化被膜、アーク溶解、絶縁物の付着等により徐々に通電不良が増大してきます。このような通電不良の対処として、発電量を増大したり、バッテリー容量を増したり、リレイによりスイッチ回路の負荷を下げて主電流を維持する等はしません。
何故ならこの通電不良個所をスイッチ回路に残したままだと、通電した時(スイッチON)に電流が流れなくなるか、過電流が流れたり、その部分の発熱が起こり回路の保 護フーズ切れが起きたり、過熱溶解等重大な故障が発生する原因となります。このような理由から旧車の電気系統の維持管理には、常に起こりうる部分の通電不良個所の定期的修復が必要項目だと私は考えています。
(画像1、ライトスイッチボックスの中側)
(画像2、スイッチボックスから真鍮製開閉バーを外した画像)
画像4、ウオッシャースイッチの画像)
オーバーホール記録
1オーバーホールに使用した道具等;
プラスネジドライバー
ピンセット
ツベルクリン針
綿棒
鋏
シリコーングリス
2オーバーホールの手順;
ライトとワイパーのスイッチボックスは左右にライト用とワイパー用が付いていますから、組み付けの時元と同じパーツ同志になるように、片側ずつオーバーホールします。
プラスネジドライバーで、スイッチボックスを固定している3個のプラスネジを外し、添付画像のように、スイッチボックスを配線の付いたままひっくり返した状態に外します。スイッチボックスの中側が見えますから、ピンセットでスイッチの接点用の真鍮製板状のシーソー作動バーを支点より少し強めに外して取り出します。これで全てのスイッチの接点が現れますから、旋盤の作動原理?の様に、適当に曲げたりしたツベルクリン針の刃先で接点の酸化被膜や絶縁堆積物等を削り落とし、接点の表面を滑らかに整えます。また他の部分の汚れもクリーニングします。スイッチの回転軸に付いている小さな樹脂製の開閉用突起とスプリングそれぞれ2個をピンセットで取り外し、そこに使われている古いグリースを取り除きます。次いで、スイッチ平板状バーの開閉突起との接する部分、シーソーの動きの支点部分、開閉用突起の差し込み部分とスプリング部分にシリコーングリスを塗布して、元の状態に組み上げます。回転スイッチの作動が正常で、テスターによるスイッチの接触抵抗が正常範囲になっていることを確認します。もう片側のスイッチも同様に作業します。
ウオッシャースイッチは、プッシュボタンの先にプラスネジで付いていますから。プラスネジを外せばスイッチの接点が現れますから、接点を上記同様に綺麗にして、元の様に組み付け、正常動作確認及び正常接触抵抗確認します。
S30のターンシグナルスイッチのオーバーホール
2016年 2月6日福田邦雄
ターンシグナルレバーユニット
ターンシグナルレバーユニット
ターンシグナルスイッチ
ターンシグナルスイッチの構造と作動図
S30のターンシグナルスイッチは、レバーの根元に二本のネジで固定されていてレバーの動きで作動するスライド式スイッチです。正常に作動しているようでも、分解してスイッチの接点を見ると、ほとんどのものが長年の使用によりその接点が、電流のアークなどによる汚れや溶解で接触不良を起こしていて、電気抵抗が大きくなっています。このような訳で、スイッチの作動不良が起こらぬうちに接点を綺麗にしようと思い、ターンシグナルのスイッチのオーバーホールをしました。その時の様子の記録です。
オーバーホールの工具
オーバーホールの手順と作業内容
1 レバーユニットにスイッチを固定している2本のスクリューを外します。
2 下図の様に配線がついたままスイッチボックスをレバーユニットから外します
1 レバーユニットにスイッチを固定している2本のスクリューを外します。
2 下図の様に配線がついたままスイッチボックスをレバーユニットから外します
3 下図の様にペンチ(私はネジザウルスのプライヤーを使用し、ケースや基盤に出来るだけ傷をつけないよう、更には、基盤に力がかかったりして基盤を破損しないように、プライヤーの先端を止め爪の端とケースにぴったり当てて慎重に爪を起こします。))でスイッチの配線基板を止めているケースの爪を起こして、基盤とケースを分離します。この時ついた傷や組み付け時についたケースや基盤の傷はクリヤーラッカーを塗って処理します。
スイッチを分解した画像で、接点が汚れている状態です。
4 基盤部分に付いているスイッチの接点を次の画像の様に綺麗に磨きます。ヤスリ等で磨いた時には、先端の滑らかな金属棒などでヤスリをかけた表面を擦って、更に接点面を滑らかにします。
5 スライドスイッチのケース側についているスライド部分のボールの付く位置に、あるいはボールにシリコングリースを塗って、ボールがスライド側にグリスにより付着した状態で、スライド部分を中央に移動し、そのまま下側にした基盤に被せるように接合したまま指で、あるいは輪ゴムで抑え、スライドスイッチのスライドが正常にスライドすることを確認し、ケースの止め爪をもとの状態にプライヤー(一般のコンビネーションプライヤー)で曲げて基盤を固定します。基盤固定用のケースの爪を曲げる際には下図の様にして、直接プライヤーがケースや爪に当たり傷が出来ないように適当な紙などを挟んで作業してください。
6 完成したスイッチをターンシグナルレバーユニットに固定し、最後にスイッチの作動時抵抗状態をテスターで確認します。
電気系統に関して旧車では、誰でもご存じの様に、長年の使用や経年変化などにより電気系統の接触抵抗が高くなっている部分を出来るだけ全部に渡り正常な接触状態に戻すことが大切です。私の今までの経験では、まず配線部分を断線や接続不良、誤配線や接続の間違えなどが無いか全体的に点検し、少しでも汚れていたり、おかしそうな部分はクリーニングや新品に交換します。次いでスイッチやリレーの接点の正常化だと思いますが、この部分は、接触抵抗の測定をしたり、分解して点検しなければ分かりませんので、基準以上の抵抗のある時や古くなっていそうな時は分解、点検、クリーニングをします。これらの作業をしてもなお不具合な部分が有るときは、電装部品の故障が考えられますので、その部品の交換をします。私は、電気系統に関し基本的に前述のように対処しています。今回はターンシグナルレバースイッチのオーバーホールについて記載しましたが、また機会がありましたら他の部分に関して投稿できればと思います。
編集者より:福田さん いつも詳細なリペア記録をありがとうございます。大変参考になります。この作業の中で一番難しそうなところは、爪を起こすところと加締めるところであることがよくわかります。ベークライトは古くなると割れやすくなってしまいますからね。福田さんの慎重にという助言が助かります。
2015年10月8日
フェアレディーのマスターバックは限界が近い
静岡 川嶋
私の48年式S30Zのブレーキマスターバックが壊れてしまいました。
製造から40年も経ったゴム部品はそろそろ限界が近いのではないかと思います。ブレーキを踏んだ時足もとからシュウシュウ音が連続しているときはマスターバックの破損です。ブレーキが重くなり怖いです。
右画像は
左がφ210マスターバック 49年以降にはこのφ210が標準だと思います。(除2/2?)
右がφ250マスターバック
現在入手できるフェアレディーZ用のマスターバックの種類をまとめてみると
1)46年までの前期ボディー 小径180タイプ 39000円で新品入手可能
2)47年~48年10月中期ボディー 中径210タイプ 現在取り扱い無し
3)48年10月~の後期ボディー 大径250タイプ代替品39000円で新品入手可
(年式区分についてはかなり想像の範囲で多分そうだろうぐらいです)
となっており、47年~49年は外れ年で私の48年は該当せずです。
48年に大径250タイプを付けようとすると、クラッチシリンダーにマスターバック外形が干渉します。
また、φ180タイプは取り付けピッチが異なる(80mmと100mm)のでボディーへボルト穴加工が必要です。
あとは破損品を修理してくれるところに頼むかですが60000円とそれなりの金額になります。
またS13やR32系のφ210タイプを流用している例も沢山ありますが、取り付けアダプターが必要・マスターシリンダーカップが1本タイプになる・ブレーキ配管のやり直しが必要でものすごく費用がかかる上に外観がやはり浮いてしまいます。
私が調べた限りでは上記ですが、これ以外にも対応方法が有るのかも知れませんので、もし良い情報ありましたら共有してください。
私は今回どうしたかと言いますと、マスターバックのドミノ倒し作戦で行きました。先ずφ250径のマスターバックを入手して、52年式のs31に取り付けます。そして外したφ210のマスターバックを48年式s30に移植します。こちらの方が4年は新しいので、後4年は安心できるはず。(てなことは無いか・・・)
皆さんも仲間同士などでこのようなやりくりが出来ましたら有効な手段だと思います。
φ210マスターは上記のように中古しかないので、やはりいずれは限界が来るはずです。
今後どうするかなんですが、やはりある程度新世代のマスターバックで形状が近いものを流用するというのが考えられますし、もうすでに多くの方がやっていると思います。
でもあんまり形状が異なると違和感があるし、マスターシリンダーの形状も異なるとさらに違和感が有るし、ブレーキ配管まで変更が必要になりそうです。何か良い方策はないでしょうか?
2015年7月15日
今回ミッションマウントメンバー(エンジンマウントリヤーメンバー)のリペアーをしてきれいな状態の画像を撮ることができました。
このメンバーは初期型のZ432にも取り付けできます。しかし年代相違で区分すると二分割ミッションに使用した後期用メンバーとし区分してよいものと思います